インスタントはダメだ…(2)

今日もよろしくお願いします<m(__)m>

この前の本で紹介しましたタッピング技法は、効果が高いものとして、推奨できます。

しかし、その他のメソッドはちょっと…特に「エネルギー」関連は、初期のころと比較すると、根幹になっている部分が相当に変質しているので……

この話は、このあたりにします。

自分には、スピリチュアルのジャンルで、何かを成し遂げようという思いがないから。

私の先生だった方も、そうだったように記憶しているのですが(ナチュラルスピリット社の存在すらご存じなかったし…)、急激に変容されたのかもしれません。

話はタッピングに戻ります。

その後の様々な体験からも、肉体に接触する技法は、端的にリラックス・弛緩を誘導しやすいし、やり方によっては、深いコミュニケーションや、それこそ「癒し」を、比較的容易に達成できるようです。

その代わり、労力が大きく、時間もかかります。

ですが、特別な資質を持って生まれたわけではない私のような人間には、そのあたりで十分だと思えます。

広範囲にわたる多数の人間に、それこそ「エネルギー」だけで、深い癒し効果を与えることができる、となると、歴史上でも、かなりレアな存在の聖者に限られてきます。

そういう方たちは、そのような力を行使できるかもしれませんが、そのための「代償」を払っています。「この世」で生きる以上、「この世」のルールは曲げられませんから(それこそ、「陰陽五行」などの話となるでしょう)。

異能を駆使しながらも、そうした「ルール」をスルーしているように見える人(それは不可能なのですが、一見、ある時点では、そのように見えたりする)もいます。

残念ながら、どうやら昔から、そういう人の背後なのか、内側なのか、よくわかりませんが、そこには、その人の本質ならぬ、得体の知れないスピリット的な「何か」が、まことしやかな顔をしているようです…

…これはもう、悲劇ですが、ある意味、変な欲望を専らにすると、「よくあること」のようです……

さて、タッピングなのですが、原稿と仕事、あと当時、施設に入っていた母の介護の資金繰りなどで、滅茶苦茶な生活を送っていた私は、ある時点で、タッピングをはじめとした、メソッドを、すっぱりと辞めてしまいました。

繰り返しになりますが、このあたりの消息については、今は詳述しません。

ですが、健康・資産ふくめ、自身の人生が日に日に、ボロボロに崩壊していくなかで、「これはどうかしている」と思わないほうが、どうかしているでしょう…。

「とにかく、この原稿は終わらせよう。契約したのだから」と決めました。

それで、あの本に書いた団体の事務局に数度、「辞める」旨を告げたのですが、受理されません…

今にして思えば、当時の私は、何から何までが、あまりに未熟な状態で、しかも、それを良しとしているところがありました。

たとえば、「姿勢」ひとつを取っても、まともな立ち方すら、出来ていませんでした。そもそも、「姿勢」がどういうものなのかすら、満足に把握していなかった。

それなのに、「自分の姿勢はとても良いものだ」と、なぜか、思い込んでいたのです。

……また、次回に「続き」とさせていただきます。

最後まで読んでいただき、心より感謝します。

「インスタント」はダメだ・・・(1)

本日も、よろしくお願いします<m(__)m>

この前の本の原稿執筆を通して、次から次へと試練が訪れたため、なんとかそれを通過できたのだから、必然的に成長することができました。

その試練の中でも、いちばんキツかったのは、母の死です…

心身ともに疲弊しきっていたときに、急激に体調を悪くした母が、あっという間に逝ってしまった。

…幸い、臨終に立ち会うことはでき、無事、葬儀も終えることもできましたが、こうした人生では一度しかない、深刻かつ重大な出来事も「利用」されたのは、心痛の極みです。

このことについては、またいずれ触れることとします。

前回記しましたとおり、執筆作業そのものが、触れたくない過去の「掘り返し」となったため、自分にとっては、おそろしく負荷の大きい作業でした。

実際、帯状疱疹を発症したりで、入院することが二度ありました。

しかし、仕事もありますし、執筆だけでなく、やらなくてはならないことが、たくさんあったから、入院といっても、一夜のみ。

睡眠時間もまともに取ることができない毎日でした。そんなときに、母が亡くなったのでした…

前回の本に書いた、様々なメソッドとかも、執筆をはじめた当時は駆使していました。

ところが、どんどん状況とか、悪くなっていく。そうしたことを、当時、先生だった方に何度報告しても、何も響かない。

最終的には、「この人、何考えているんだ?」というような内容のやり取りに終始するようになったため、以前から離れていた気持ちが、ついに切れてしまいました…

…本が出た後はもう、「なんでこんなことになるの?」と、笑ってしまうくらいひどい話のオンパレード。

たぶん、あの時点で自らの手で命を終わらせてしまう人とか、いるかもしれません(同じ体験を強いられたとしたら、という、たとえなのですが、不適切だったら、申し訳ありません)。

そうした時も、自分で入り込んだ「流れ」が継続してしまい、心身の苦しみを少しでも軽減したい…と思って、またぞろスピリチュアル世界の人たちと接触していました。

今だったら、絶対に、あり得ないチョイスなのですが、泥沼とはこのことです。

まあ、結果として、傷を深めるばかりだったという、笑うに笑えない事態を招きました。

もし、当時の私のような状態の友人がいたら、今の私なら、まずはちゃんとした病院で体を検査してもらうことと、しかるべき信頼できる筋のカウンセラーなりを予約して、裏付けのある心理療法を受けること、一定の期間、旅行に出てみること、ジムとかと契約して運動すること、食事内容を見直すこと、さらには、睡眠を見直すこと…

などを提案します(危ない状態じゃん、あらためて書いてみると。。。)。

そうすれば、まだ寿命があれば、体がいろいろとデトックスしてくれます。時間を味方にして、養生するほかはない。また、それで事足りるのです。

ところが、当時はそんな常識的なことすら、できませんでした。…そのあたりの消息については、うんざりするので、今は記す気にすらなれません…

思うに、あの本は、出すべきではなかったのではないか。

ちょっとした功名心に駆られ、後には引けない、と勝手に思い込んで(あるいは思い込まされて)、無理を押した結果がこれです。

…次回に続きます。書き直し書き直しで、くたびれました(笑)<m(__)m>

うつ病の話…を書きはじめるにあたって。

よろしくお願いします、ほていさんです<m(__)m>

ほかの話題から行こう、と決めていましたが、どうも、悩まされている方が多いようで、この話がタイムリーなのかな、と思い、記すことにします。

まず、「炎上」などは狙っていないのですが、注意喚起を兼ねて、身を守るために、書かねばいけないことがひとつ。

前、関わっていた「タッピング」の技術(TFTなどの、医療にも用いられているような、高度かつ専門的な内容の技法ではありません。あくまでも、民間療法的なものです)を用いたことで、私が、社会生活が至難といえる「重度うつ」状態から、短期間で完治に至った…という話が出回っているようですが、それは、違います。

おらくは、その話によって利権を得ることのできる人が、意図的に流布したデマに過ぎません。

私が、「社会生活が至難といえるような重度のうつ状態」に陥っていたのは、十七歳頃の、高校二年生の時です。

そして、家庭環境もあって、そのような状態でも私は通学を余儀なくされました。

そのために、心身ともにさらに傷つき、疲弊する深刻な結果を招き、数度の自殺未遂その他、その後の人生を大きく左右する事態を招くこととなりました。

このあたりの「いきさつ」については、後に触れることになると思われますが、最初にまず、はっきり言いたいことがあります。

「重度うつ」という状態に、人が陥るというのは、そうした疾患の経験のない人たちや、そのようになり得ない資質や環境にいる人たちには、おそらく想像できないほどの深刻なファクターが積み重なった結果です。

何が言いたいのか、というと、

そう易々と人様の前で開陳できないような、非常に痛切で、私的な要因に満ち溢れているわけで、そうしたものを、安易に取り扱ってほしくない、まして、目先の欲望を満たすために、セールストークの一環として、虚偽をふくめた軽い弁舌に載せてほしくはないのです。

しかるに、私が通常知りえないところで、「ないこと・なかったこと」が大幅に盛り込まれた話が、なんらかの目的のために展開されているというのは、非常に腹立たしい話です。

今回、うつ病に関する私的な体験に基づいた話をはじめるのは、真相を話し、幻想を壊そうというのがひとつ。

あと、当事者だから語れる(当事者と、そこに利害関係を二の次にして深くコミットした人間でなければ、その人の病状の奥底について、安易に語るべきではない、とさえ、私は思っています)内容と、

どのようにして、たとえ長期にわたったとしても、そこを抜け出し、いわゆる「寛解」したか、という内容を開示することが、

同じような症状や状況その他に苦しむ人たちの一助となるかもしれない、と考えたからです。

いかに寛解した、今は「陽気なおじさん」だ、といっても、ここまで書いてきた時点で、全身に「ブロック」が浮き出し、緊張を強いられる状態となっています。

この前の本を書いたときも、少し「うつ病当時」を振り返ったことで、大きなダメージが出て、刊行後、しばらく不調が続きました。

あれから、さらに進境し、成長し、「うつ病」関連についても、理解を深めたし、治癒も捗りました。

…にも関わらず、今なお、苦しみがかなりあるな、と認識できます……

でも、放置しておくと、良くないことのほうが多そうですから、さんざん、私を苦しめ、足を引っ張りまくった「うつ病」さんに、働いて役立ってもらおうと思っています (笑)

長くなりました。次回は、明後日の予定です。

また、よろしくお願いします<m(__)m>